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いまドイツでは、経口と保留浣腸の効果を比較する研究が進行中である。
鮫の軟骨は血管造成を抑制する効果を持つので、血管造成がより盛んな固形ガンに対し、とくに有効と思われる。
乳房、前立腺、中枢神経組織、脾臓などのガンが、固形ガンに当たる。
リンパ腫、ホジキン病、白血病は、鮫の軟骨による治療の対象としては、これら固形ガンほどは向かないと思われる。
血管造成と病気の進展が、直接に関連していないからガンの治療は、鮫の軟骨によって可能であるガンのコントロールの一部にすぎない。
臨床実験が大事なのは、これが理論を実際に臨床の世界での応用につなげる橋渡しになるからである。
われわれの臨床試験は、単に鮫の軟骨がガンを好転させるという理論をテストし証明しただけでなく、ガンの治療の方法に関する具体的なデータを提供するものとなった。
研究が進むにつれて、ガンの予防と治療に対する鮫の軟骨の効果は、いよいよ明らかになってきた。
まず最初に、腫瘍は悪性、良性を問わず鮫の軟骨の直接的な効果として縮小することを示している。
効果の程度は、経口か保留浣腸か、末期ガンか初期のガンか、同時に併用する他の療法いかん、使う鮫の軟骨製剤のタイプや質などの要素しだいで違っている。
たぶんもっと重要なのは、予防手段としての利用である。
理論的には、血管造成を妨げる無害で自然な物質は、程度の差はあれ、すべてガンの予防に役立つといえる。
どのくらいの予防効果があるかについては、まだ今後の問題である。
ひと言でいえば、われわれはガンその他の血管造成と関連する病気の予防に対する鮫の軟骨の効果を、今後の研究によって確かめることができよう。
そしてそういう結果が、その後の予防効果のより詳細な研究のための研究補助金を、政府その他の大きな資金から獲得するのに役立つようにと願わざるをえない。
1992年に実験的な新しい鮫の軟骨製剤が開発され、従来のものと比較する研究が進められてきた。
両者とも同じ蛋白質繊維と同じ血管造成抑制効果を持つものだった。
しかし実験的な新製剤は、従来のものが38〜43パーセントの蛋白質含有量なのに対し、約2倍の80〜92パーセントの含有量だった。
そしてCAM測定でも約2倍の血管造成抑制効果が測定された。
この結果からすると、従来の製剤と同じ効果を発揮させるには、新製剤を従来の製剤の半量使えばいいということになる。
実験的新製剤は、誰にでもベストだというわけではない。
従来のものに比べ、ムコ多糖体という重要な物質は少ないからだ。
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